プロフィール

 私は神奈川県に生まれ、２歳の時から兄のピアノを耳にしていたこともあり、自分がピアノを習いはじめた4歳の頃には耳で聴いただけでピアノ曲は弾けていました。とにかく音楽が大好きで、音楽が聞こえてくると体が自然に動いてしまいました。

そして耳で聴いた曲を真似して弾くのが好きでした。ピアノが弾けたおかげで小学校では伴奏や指揮や他の人がやらない楽器をやらせていただいたりして楽しい思い出を残すことができました。

中学高校は女子校で勉強がメインだったためピアノの練習時間は少なくなりましたが、ピアノレッスンは続けていました。そしてその時思ったことは、「音楽は一人でも楽しめるものなんだと・・・」どこにも行けなくても、誰にも会えなくても、いつか誰かに聴いてもらえる日を目標にピアノやエレクトーンをコツコツとしようと思いました。オリジナル曲作って、自分で弾き歌いなどもしていました。当時YouTubeがあったら動画をいっぱいだしていたかもしれません。大学は音大ではないのですが、大学４年間は音楽三昧の日々を送りました。友人とコンサートをしたり、ホテルのラウンジで演奏したり、街頭でエレクトーン演奏も頼まれ、あちこちで演奏活動をしていました。

４年生大学卒業後はいったん大手旅行会社に就職しましたが、「音楽の楽しさを子供たちに伝えたい」という思いから大手音楽教室のシステム講師へ転職を考えました。

仕事をしながら猛練習して、ピアノ演奏グレード、エレクトーン演奏グレード、指導グレードを取得し、講師採用試験に合格できました。

そしてその後2歳児、3歳児、幼児科、ジュニア科、専門コース、ピアノ、エレクトーンの個人レッスンを担当するようになりました。コースが多かったので、研修がすごく大変でしたが、これが私の指導の原点となっています。たくさんのコースが担当できたので、生徒数もかなり多かったのですが、不思議とクレームは聞こえてこなかったので、楽しくレッスンさせていただいてました。

 

しかし突然埼玉に引っ越しが決まり、ヤマハを退職しなくてはならない状況になりました。

それまで100人以上いた生徒さんが一気に全くいなくなり、生活が一変してしまいました。

 

ですがちょうどそのころ娘がピアノを習い始めた時期だったのがラッキーでした。初歩の段階から、音大受験にいたるまで、様々の立派な先生方のご指導を娘の成長の過程で見学することができました。

ピアノ講師として、母親として、両方の目線でこの長い間レッスンを見学できたことは、本当に貴重な財産だと思います。またこのことはレッスンを行う上でとても役に立っています。お母様からいただいく相談事などは自分も感じていたことが多いからです。

埼玉に引っ越しをして生徒数ゼロからのピアノ教室ですが、ありがたいことに３年で満室になりました。

最近は新聞社や雑誌、テレビ番組の出演依頼もくるようになりましたが、今のペースを崩すことなく生徒さん一人一人を大切にし、全力で向き合っていきたいと思います。

コンクールに生徒さんを出すようになってから、ありがたいことに指導者賞をいただけるようになりました。